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教えることも学ぶことも、共に楽しむ|あいせんせい

教えることも学ぶことも、共に楽しむ|あいせんせい 教師インタビュー
この記事は全国の学習インフルエンサーへのインタビュー企画です。今回は教師として活躍する先生に突撃!効果的・効率的な勉強法や学習メソッド、コツやポイント、リフレッシュ法などをお聞きしてまとめました。ぜひご覧ください。

家庭教師、教材作成、不登校支援…多彩に活躍する教師にインタビュー

教育現場で約10年、指導を続けているあいせんせい。
生徒一人ひとりとの「対話」を大切にし、授業を通して小さな気づきを共有しながら日々を過ごしています。

彼女の指導が響くのは、知識だけでなく、心と心の繋がりがあるからこそ。その一つひとつの関わりが、生徒の成長を育んでいます。

生徒との信頼関係をどのように築き、どんな思いで教育に情熱を注いでいるのか、その思いを深く掘り下げていきました。

■ 教師として

Q:教師としての経歴や、この職業を選んだきっかけについて教えてください。

親戚や習い事先で小さい子と関わる機会が多かった影響から、もともとは幼稚園の先生になりたいと思っていました。
ただ事情があって、一度はその道を諦めることになりました。

その後、大学生のときに参加した不登校支援のサポートをきっかけに、「子どもたちの力になれたら」という気持ちが再び芽生え、家庭教師や通信制高校のサポート校で学習支援をおこなうようになりました。

コロナ禍の影響もあり、現在はオンラインを中心に家庭教師、不登校支援、通信制高校・大学のサポート、教材企画・販売など幅広く教育に関わる活動を続けています。

Q:先生の授業で大切にしていることは何ですか?

一番大切にしていることは、まずは楽しんでもらうことです。

学校や部活などで疲れてしまって、生徒のやる気がなかなか出ないこともあります。
一口に「やる気を出して」と言っても、そう簡単にはいきません。

そんな時は、少しでも気分が上がってやる気が出てくれたら嬉しいなと思い、生徒がハマっているゲームや推しの話など、世間話を交えてコミュニケーションを取るようにしています。

Q:生徒が学びに興味を持つようにするために、心掛けていることはありますか?

その単元にまつわる小話はもちろん、できるだけ対話を心掛けています。

一方的な指導では、内容が右から左へ流れてしまうことも多いため、あえて生徒に「これ何だっけ?」と問いかけたり、私が生徒役・生徒が先生役になって教えてもらうなど、やり取りを通して少しでも内容を印象づけられるようにしています。

また、例え話もよく使います。
生徒が興味関心がある身近なものを例に挙げたり、数学であれば具体的な数字に置き換えて説明することで、より理解しやすくなるよう心掛けています。

Q:学生時代に自分が受けた教育の中で、今の教育観に影響を与えた出来事はありますか?

今でもよく覚えているのが、中学時代の担任だった女性の先生です。

当時の私は、刑事ドラマを見て「かっこいいな」と思ったのがきっかけで、警察官になるのが夢でした。
今思えばとても浅い理由でしたが、進路指導の際にその夢を先生に伝えると、後日、警察官になるための進路や試験について細かく調べてくださったんです。

周囲からは笑われるような夢でしたが、その夢に対して本気で向き合ってくれた先生の姿がとても嬉しくて、もともと親しみやすい先生だったのが、ますます好きになりました。
その先生の科目のテストも、自然と頑張るようになったのを覚えています。

今でもその先生のように、生徒と本気で向き合う姿勢を常に心掛けて大切にしています。

■ 勉強・学習について

Q:勉強で最も効果的だったと感じる方法やテクニックはありますか?

暗記が必要な科目(社会や理科など)は、ワークの問題をノートにまとめて、一問一答形式のノートを作っていました。
ノートの片側に問題、もう片方に答えを書く形式で、ページを7:3の割合に折って答えを隠しながら繰り返し解いていくようなやり方です。

↑このようなイメージ

英語の学習については、私の場合、音源を活用した方法が特に合っていました。
教科書本文や単語帳の音源を聴きながら、教科書や単語帳を見て、実際に声に出して読むという学習法です。

この方法であれば、英語の4技能(リスニング・リーディング・スピーキング・ライティング)のうち、3つの技能を同時に鍛えることができます。
ライティングに関しては別途ノートに書いて練習しており、こうした学習方法は生徒にも推奨しています。

Q:試験前の勉強スケジュールや、試験対策のコツはありましたか?

単語については、とにかく日々の中で少しずつ覚えることが大切だと感じていました。
試験直前に数百語を一気に詰め込んでも、どうしても取りこぼしが出てしまいます。

試験範囲は2週間前ぐらいに発表されるので、科目にもよりますが、大半は試験範囲のワークや小テストを最低でも2周するように徹底していました。
また、ワークの解答冊子に載っているポイント解説にもよく目を通していました。意外と、そういった箇所から出題されることも多いんです。

あとは、ひとりでの勉強が煮詰まってしまうこともあったので、気分転換も兼ねて友達と勉強会を開くこともありました。
お互いに教え合うことで、アウトプットにもインプットにも繋がったと思います。…たまに話して終わるだけのこともありましたが(笑)

Q:自分の学習に対するモチベーションをどう維持していましたか?

「小さな目標を作ること」です。
大きな目標を立てなければならない場面もありますが、私は昔からそれに向かってコツコツ進むことがあまり得意ではなかったです。

結果がすぐに見えないと、どうしてもモチベーションが保ちにくくなってしまって…
そこで、小さな目標を日々設定するようにしました。

リスト化することが好きだったので、その日にやることをメモに書き出し、終わったらその項目に“完了”の意味を込めて横線を引いていました。
たった横線を引くだけでも、片付けが終わったような感覚になり、気持ちがスッキリとします。

もちろん、それだけでは気分が乗らない日もありました。
そんな時は「〇〇を終えたら大好きなアイスを食べる」など、自分なりのご褒美を設定することで、やる気に繋げていました。

あい先生お気に入りアイス

Q:学生時代に「これだけはやっておけばよかった」と思うことはありますか?

何事にも全力で取り組むこと。これに尽きます。

勉強はもちろんですが、部活動や学校行事も、大人になってから「あのときもっと積極的にやっていれば…」「こうしておけばよかったな」と、ふと思い出すことがあります。

だからこそ、生徒にはできる限り“自分がやりたいこと”を優先してほしいと伝えています。

周囲の状況や人間関係の中で、すぐに行動に移すのが難しいこともあるかもしれません。
そんなときは、無理をせず、周りの信頼できる大人に話してもらえたらと思います。

■ 日常生活について

Q:好きなものは何ですか?

食べることや料理をすることが好きです。
最近は、近所のパン屋さんがとても美味しいことに気づき、ついいろいろ買い込んでしまったら、お会計が3,000円を超えていて驚きました(笑)

また、ゲーム実況を見ることも好きです。
ゲームはほのぼのとしたものからバトルロワイヤル系のものまで幅広く、プレイするのも見るのもどちらも楽しんでいます。
生徒たちもいろいろなゲームをしているので、授業の休憩中にその話を聞くのも楽しみの一つです。

Q:休日はどのように過ごしていますか?

お家でゆっくり過ごすことが多いです。
普段はなかなか作れないような手の込んだ料理を作ったり、気が向いたら大掃除を始めることもあります。

この前は「おうちアフタヌーンティー」と題して、自作のハンバーガーやポテト、チョコサンド、プリンなどを作って楽しみました。

おうちアフタヌーンティー

Q:ストレスがたまった時や疲れた時にリフレッシュするためにしていることはありますか?

パーティーをします!
といっても、舞踏会のような優雅なものではありません(笑)

例えば「1,000円まで」と金額を決めて、炭酸飲料やお菓子を買い込み、家で好きな映画や動画を見ながらのんびり過ごす、そんなスタイルの“おうちパーティー”です。

何でもない日にパーティーをするという、ちょっとした背徳感と、限られた予算内で何を買うかを考える“遊び”の要素が合わさって、自然と気分も盛り上がります。単純なんです。

■ 読者のみなさんへメッセージ

どんなに小さなことでも、目の前の生徒が学業や日常生活を楽しんでくれたら、それが一番嬉しい瞬間です。

人はどうしても結果だけに目が行きがちですが、実は大事なのはその過程です。
時には右も左もわからず、間違いだらけになってしまうこともあるかもしれません。

でも、それで全然構いません。大切なのは、少しずつ自分のペースで前進することです。
焦らず自分を信じて、一歩ずつ進んでいけば、必ず前に進んでいることに気づけるはず。

どんな時も、応援しています。

スタP
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心が動く瞬間にこそ、学びは深まるっぴね
先生、これからもふぁいとっぴー!

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